高知県IT・コンテンツアカデミー

Webマーケティング人材育成&アプリ開発人材育成講座(県内通信コース・県内通学コース)がスタート! 3講座合同のキックオフイベント開催

time 2020/08/17

Webマーケティング人材育成&アプリ開発人材育成講座(県内通信コース・県内通学コース)がスタート! 3講座合同のキックオフイベント開催

平成30年度から開催している「高知県IT・コンテンツアカデミー」では、ITコンテンツビジネスで活躍する人材の育成を目的に、さまざまな講座を開講しています。

今回はその中から、Webマーケティング人材育成とアプリ開発人材育成講座(県内通信コース・県内通学コース)の3つの講座の開講にあたり、7月23日(日)にオーテピア高知図書館においてキックオフイベントが開催しました。

午前中は3講座合同でのオリエンテーションを、午後は各講座に分かれてのオリエンテーションを行いました。

(午前)合同オリエンテーション

はじめに、開講にあたって、主催者である高知県産業創造課長の濱田から「県内のIT企業や立地企業では、スキルとやる気のある人材を求めています。コースが違っても同期。お互いに励まし合って、新しい働き方が進む中、スキルの習得だけでなく、ぜひとも就職というゴールに結びつけてほしいです。ぜひ頑張ってください!」とエールを送りました。

続いて、同じく産業創造課から講座の全体像についての説明しました。

「この4か月の受講期間の中で、10月に中間発表会、11月末に成果発表会を行い、県内の企業の方を招いて内容を見ていただく機会を設けます。また、今年度から、講座を修了された皆さんを対象に、企業に入って実践的なスキルをつけるインターンシップの機会として、高知県情報産業協会の協力によるエンジニア育成講座(就業体験コース)を開催予定です。県内のIT関連企業の会社説明会も開催し、IT・コンテンツビジネスで活躍できるお手伝いをしていきます」と、手厚いサポート体制を説明しました。

次は、「ITエンジニアとWebマーケティングの仕事を体験しよう!」というグループワーク。ファシリテーターは、高知県内のIT企業への就職をサポートする、「高知県IT・コンテンツネットワーク」(https://kicnetwork.kochi.jp/)の事務局でもある株式会社SHIFT PLUSの鈴木康太氏です。

グループワークに先立って、着席するテーブル内で自己紹介。名前と受講講座、なぜ受講したかを一人ずつ話していきます。受講生は20代から40代まで幅広く、IT関係の仕事をしていた人もいますが、未経験の人も多いようです。

「IT企業の面接では、スキルについて聞かれることが多いですが、それ以上に重要視されるのが『何をしたいのか?』『どんなことを実現したいのか?』ということです。このワークでは、皆さんがスキルを身に着けた上で、何かしたいのかを考え、これからの4か月間を駆け抜けるモチベーションにしてください」

「ITの魅力は、課題に直面したり、イノベーションを起こす時に、エンジニアやマーケッター、デザイナー、プログラマーなどのたくさんの人たちが力を合わせてチームでプロジェクトに取り組むことで、大勢の人に影響を与え、課題を解決できること」と、熱く語りました。

今回、鈴木さんが考えたワークショップの課題は、「Withコロナの時代、高知県の観光を活性化するために、宿泊施設の利用を加速させるためのWebサイトやアプリケーションの企画・制作・プロモーションを考えよう」というもの。どんなWebサイトやアプリケーションを作ればよいか、各グループで考えます。

その意図は…「皆さんがこれから学ぶプログラミングやWebマーケティングは、IT全体のごく一部。そこからできることや広がるキャリアはたくさんあります。全体が見渡して、プログラマーとマーケッターがどう絡んでいくのかなど、これから身に着けるスキルから逆算して考えてみてください」

受講生の表情が引き締まり、グループセッションが始まりました。

■ステップ1:10分【アプリケーションやWebサイトのアイデア出し】
宿泊施設を探すとき、どんなアプリケーションやWebサイトがあったら便利か?
■ステップ2:10分【制作フローの洗い出し】
ステップ1の企画を実現するために必要な工程は何か?企画、デザイン、取材、テストなど、いろいろなやるべきことを付箋に書いて貼り、時系列に沿って並び替えていきます。
■ステップ3:10分【効果的なプロモーションを考える】
それぞれの意見やアイデアを付箋に書いて貼っていきます。

以上の30分のワークショップが終わると、一人ひとりが感じたことグループ内で発表しました。
「一人では思いつかないアイデアがたくさん聞けてよかった」
「わくわくした。これから楽しく学べそうな予感がした」
「みんなで考えるとたくさんの考え方があり、やり方があることを実感した」

など、貴重な学びがあったようです。

鈴木氏は、4か月の受講修了後、どのような場面で活躍できるか、職種や業種について話し、「今日のワクワクする気持ちを未来につなげてほしい」と語りました。

午前の部の最後は、同じく「高知家IT・コンテンツネットワーク」事務局の小林洋実氏から、就職サポートについて説明しました。

受講生は高知家IT・コンテンツネットワークに登録し、受講期間の間に就職やキャリアのことなどを個別に相談することができます。小林氏自身も、ITエンジニアとして幅広いキャリアを積んでおり、受講生にとっても心強い存在になります。受講生の悩みに応えるフォロー体制も万全です。

午後は、コース別に分かれてのオリエンテーションです。

各講座の講師は、コースごとに学習の進め方や個別の学習サポート、必要なツール等について説明がありました。

(午後)Webマーケティング人材育成講座

高知の女性たちの活躍の場をひろげるために、今年初めての開講するWebマーケティング人材育成講座。女性に限定して15名を募集したところ、2倍以上の申し込みがありました。

オリエンテーションでは、「TechAcademy」を運営するキラメックス株式会社の千島茂氏が、スライドを示しながら講座の概要を紹介しました。

【キラメックス株式会社】2009年に設立した博報堂のグループ会社で、プログラミングやアプリ開発を学べるオンラインスクール「TechAcademy」を運営する。

この講座は、短期間でWeb広告のプランニングと運用ができるようになる学習プログラムを組んでいます。受講生1人につきメンター1人がつくマンツーマン指導のもと、3ステップで学んでいきます。

ステップ1:カリキュラムに沿って、自分で学習
読んで学習し、実践し、課題やレッスンを提出する。
ステップ2:わからないことがあったら随時質問
チャットツール「Slack」を使用し、24時間いつでも質問可。メンターが毎日19時~23時の間に回答。
ステップ3:週2回、ビデオチャットを利用してマンツーマン指導を受ける。
ビデオチャットツール「Talky」を使用し、決まった曜日・時間に30分のメンタリングを実施。

千島氏からは、「最後までやりきるためには最初の1週間が肝心です。ここは学習時間をしっかり確保してください」と言い、受講者に自ら学ぶ姿勢を求めました。

【参加者の声】

  • 友達のボランティア活動のホームページ作成を手伝ったことがあり、Webマーケティングの知識があればホームページを豊かにでき、たくさんの人に見てもらえるのではないかと思い受講しました。とても安価に提供してもらって、いい機会だと思いました。高知県がIT人材育成に力を入れてくれていることがありがたいなと思います。仕事をしながら学習時間の確保ができるのか不安はありますが、サポートもしっかりしているので頑張りたいです。
  • Uターンしてきて、これからフリーでいろいろな仕事をしようと思っています。知識をつけたいと思い受講しましたが、かなりスケジュールが過密になりそうなので不安です。自分から積極的に学んでいく心構えが大事だと思いました。

(午後)アプリ開発人材育成講座(県内通信コース)

今年初めての開催する、プログラミング言語「Java」を使った技術を学ぶコースです。Javaエンジニア必須の「オブジェクト指向」による効率の良いプログラミングにより、Webアプリケーションの開発スキルを身に着けます。

終了まですべてオンラインで行われ、この日も数人がZoomでのオンライン参加となりました。

【コードキャンプ株式会社】企業や自治体に向けての研修や、オンライン家庭教師などを行うプログラミングスクール。

講座開講にあたって、コードキャンプ株式会社の下山雄大氏から、会社の紹介と自己紹介、講師の紹介をしました。

続いて、クラス担当講師となる志賀琢也氏が登壇。

「若い世代の人にプログラミングを教えられるのはとてもうれしいことで、特に地方ではIT発展のためになくてはならない人材である」と力説。「我々も本気でやるので、皆さんも存分に楽しみ、この機会を確実にものにしてほしい」と話しました。

学習カリキュラムは、
前半:Webアプリケーションの基礎を学ぶ
後半:開発プロセスを実践形式で学ぶ
最後に、11月の成果発表会で、出来上がったWebアプリケーションをお披露目します。

休憩の後は、学習に使用するツール「Slack」の準備と練習です。各自、パソコンやスマートフォンでログインし、実際にコメントのやり取りをしてみます。日々のお知らせや学習の進捗管理、受講者同士の交流などもSlackで行います。

さまざまな操作や機能、使い方がわかったところで、Slackを使ったワークショップが始まりました。オンライン参加の受講生も含め、自己紹介を行い、今の心境を言葉にします。「不安でいっぱい」「話を聞いてちょっとほっとした」などの声が聞かれました。 その後、「愛するものについて語りましょう」というテーマで意見交換を行い、質問力やアウトプット力を高め、お互いの理解を深めました。

今後の学習計画、学習のコツについて、具体的なお話です。

スケジュール帳に学習時間を書いて時間を確保すること、アウトプットを大事にし、コードを繰り返し手打ちすること、週1回のマンツーマン授業をペースメーカーにして学習を進めることなど、重要な要素がいっぱい。受講生たちはメモを取りながら真剣に聞いていました。

1か月あたりの学習時間の目安は、80~100時間。週15~20時間は必要です。目標に向かってやり抜こうと、最後は「頑張るぞ!おー!」の掛け声でお互いを鼓舞しました。

【参加者の声】

  • ブログを始め、カスタマイズがおもしろくて、それをきっかけにプログラミングに興味を持ちました。少しネットで勉強もしていましたが、県の広報でこの講座を見つけて受講しました。きちんと技術を身に着けて正社員として就職したいと思っています。このような場でスタートできてよかったです。
  • エンジニアの思考が好きです。私自身がエンジニアになりたいというよりは、このエンジニアにどういうスキルがあって、どういうことができるのかをわかった上で、一緒に仕事がしたいです。今日はとても参考になりました。来てよかったです。

(午後)アプリ開発人材育成講座(県内通学コース)

 今年3回目の開講となる人気の講座。約600時間のカリキュラムで、プログラミング技術の習得やRuby on Railsを用いたサーバーの構築方法など、実践的なスキルを身につけます。こちらでは、実際にパソコンをWi-Fiにつなぎ、アプリのインストールや設定などを行って、プログラミング学習の環境を整えていきます。

【株式会社 div】代表取締役の真子就有氏が学生時代に立ち上げた会社。ITエンジニア、プログラマーを要請する国内最大級のプログラミングスクール「TECH CAMP」を運営。

まずは、メンターを代表して佐々木良央氏が、「4か月は長いようですが、新しいことを身に着けようと思ったらあっという間。苦しいこともあるかもしれませんが、自分でしっかりやり切ってスキルが身に着けば、人生が変わると確信を持って言えます。ぜひ楽しんで学習に取り組んでいただき、僕らと一緒に走り切っていきましょう!」と挨拶しました。

次に、トレーナーの前田飛揚氏から、これから始まる学習ついてのお話がありました。

  1. テックキャンプのコンセプトとカリキュラム
  2. 学習ルール
  3. 学習スケジュール
  4. 基礎カリキュラムの攻略法
  5. 学習ライフスタイル

前田氏は、「『知る』・『復習する』・『説明する』の3つのステップが大事。せっかくの機会なので、確実に知識を自分のものにしてほしい」と繰り返しました。

その後、受講に必要なアプリケーションやツールをダウンロードし、学習ができるよう環境設定を行いました。会場には4人のスタッフが待機し、わからない人には丁寧にサポートしてくれます。

今回の講座では、前半にプログラミングの基礎を学び、後半にはチームで協力してアプリケーションを制作します。

席替えを行って、チームメンバーが顔を合わせました。
前田氏がタイムを計る中、プログラミングを身に着けてどうなりたいか、講座を申し込んだ理由など、どんどん手書きしていきます。会場にコツコツとペンの音だけが響きます。

そして最後は、書き上げたシートに基づいて、アウトプットの練習。考えをまとめて言葉にすると、この4か月で何をするべきかが見えてきたようです。

チームリーダーの久高拓海氏によると、エンジニアはパソコンにずっと向かうことになるので、あえてこうした時間を作るようにしているとのこと。手を使って考えること、アウトプットすることはとても大切なことだと話してくれました。

【参加者の声】

  • まったくの未経験ですが、講師のサポートが手厚くカリキュラムがしっかりしていることと、いつでも質問していいというところで安心しました。これを機に、エンジニア・プログラマーになることも選択肢に入ってくるかもしれませんが、今は個人のスキルアップをしたいと考えています。
  • 未経験ですが、この講座をきっかけにIT企業への転職を目指しています。自分の中では大きな決断です。divはエンジニアの育成に実績がある会社なので期待もありました。こんなにたくさんやる気のある人が集まっているのかと思うと、自分も頑張らないといけないと思いました。

キックオフイベントは以上で終了。

次は10月に開催を予定している「中間発表会」をレポートします。

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