高知県IT・コンテンツアカデミー

RPA導入は人件費削減の先を見るべし! RPALT高知 vol.01

time 2020/03/23

RPA導入は人件費削減の先を見るべし! RPALT高知 vol.01

【RPA導入は人件費削減の先を見るべし! RPALT高知 vol.01】

「RPA勉強会&LT会!RPALT高知 vol.01」開催!

令和2年1月28日(火)、「RPA勉強会&LT会!RPALT高知 vol.01」が開催されました。RPAとは、Robotic Process Automationの頭文字を取ったもので、作業を自動化し、業務の効率化を図るソフトウェアロボットのこと。現在、業務でRPAに関わっている方、これから携わる方、ちょっと興味がある方などが、平日夜の勉強会に集まりました。

このRPA勉強会&LT会「RPALT」をプロデュースするのは、RPA Communityの松岡光隆さん。その肩書は「コミュニティプロデューサー」で、全国各地で開催されるRPALTのイベントをサポートしています。今回は、高知県IT・コンテンツアカデミー IT先端技術利活用講座とのコラボにより、高知での初開催となりました。

(RPA Communityの松岡光隆さん)

RPA Communityは、企業や特定団体の主導・運営ではない、純粋なユーザー主体のコミュニティで、RPAツールだけに捕らわれる事なく、全てのITツール・IT技術を活用し、働き方改革に繋がる事を意識した「学びと交流の場」を全国各地に提供しています。日本全国に、すでにたくさんのRPA Communityが発足していて、四国では高知県、愛媛県、香川県の3県で立ち上がっています。

RPAの得意分野は定型作業の自動化

まず、RPAとは何なのかを理解する初心者セミナー。

(エンザントレイズ株式会社 江口 和志さん)

江口さんは「RPAはロボットを導入することで業務改善を行うもの。目的ではなく手段!」と力説。AIと違い学習能力がないのがRPAであり、あくまでも命令したことを確実にこなすロボットなので、定型作業の多い業務の自動化に向いているとのことです。

(RPAで可能な基本操作)
(RPAで可能な業務の事例)

例えば以下のような事例があるそうです。

〇静岡県磐田市では、7業務でRPAの実証実験を行っており、軽自動車税の減免業務では、95時間かかっていた作業が10時間になり、85時間を削減となった。

〇熊本県の荒尾市ではRPAと印刷機を連携させ、ふるさと納税の業務に導入し、書類を束ねて封かん、宛書までを自動化。複数ある仲介サイトへの申し込みデータの書式を市の形に書き換える作業も自動化し、524時間かかっていた作業を1/3に短縮できた。

〇広島テレビでは、さまざまな事務作業をRPA化し、一人当たり年間500時間の削減を実現したRPAプログラムと独自のソフトウェアを商品化し、他の大手映像コンテンツ制作会社への販売につなげている。

※これらのRPA導入の事例は、RPA BANKで見ることができるとのこと

WinActor、HeartCore、Intelli bot、AI-OCR DxSuiteなど様々な製品が存在

現在普及している「WinActor」の他に、日本語に特化した「HeartCore」やインド製の「Intelli bot」なども紹介されました。

(HeartCoreのデモ画面)
(Inntelli botのデモ画面)

それぞれ特徴があるので、用途に合わせて選ぶのがよいそうです。

続いてFAXや印字にも対応するAI-OCRツール「DxSuite」の開発・販売を手掛けるAI inside株式会社の幸田桃香さんが登壇し、ミレービスケットのパッケージや会場のウェルカムボードの写真から文字を読み取るデモを実施。

するとこんなつぶやきが・・・。

さらに参加者が持っていた手書きの納品書を使ったデモでは、日付・宛名・明細などの手書き文字でも、ほぼ正しく読み取られていました。

RPAは創造的な仕事をするために導入する

続いて参加者による5分間のライトニングトーク。

LTをしてくれるのは、愛媛から参加してくださった、エンザントレイズ株式会社の坂本宗一郎さん。江口さんとともに働くRPAの達人です。

坂本さんのLT演題は、「RPAに関する3つのぶっちゃけ話」。

「RPAさえ導入すれば、すべての業務を簡単に自動化でき、人件費を削減できると考えるのは間違いである」という内容。人間にしかできない創造的な仕事をするためにRPAで時間を作り出すのが大事という、実際に現場を知る人の貴重な声です。

他県では、このLTがとても活発に行われていて、その中にRPA実践のヒントがたくさんあるそうです。次回は高知でRPAを導入されている方のぶっちゃけ話や困り事、事例紹介などのLTを聞きたいですね!

終了後は、参加者全員で記念撮影。

その後、参加者同士の交流会が行われ、名刺交換をし、お互いの日頃の業務についてトーク。「RPAの担当になったので、勉強になりました」「結構苦労しています。坂本さんのぶっちゃけ話、上司に聞かせたいです」などの声が聞かれました。

最後は、「これからみんなで楽しくRPAを学び、よりよい開発を目指しましょう」と松岡さん。次回のRPACommunityに期待が高まりました。

※当日の登壇資料はこちら

高知県では、デジタル化総合相談窓口を準備して、企業のIT化を支援しています。興味のある方はこちらからお問い合わせください。

IT・コンテンツアカデミーの最新情報や講座のレポートをお届けするLINE公式アカウントはこちら!